三國湊町家PROJECTとは
三國湊町家PROJECT(みくにみなとまちやプロジェクト)は、福井県坂井市三国町にある町家などの空き家を保存・改修し、活用する町づくりプロジェクトです。空き家を店舗などに再生し、にぎわいをつくることで、三國湊の文化や三國湊そのものを未来へとつなげていきます。
現在、全国的に少子高齢化の進行やライフスタイルの変化等にともなって、空き家が増加傾向にあります。
坂井市三国町においては特に空き家が増加してきており、積極的な対策を講じる必要があります。
このような中、このプロジェクトは福井県の「ふるさと創造プロジェクト事業」として採択され、坂井市と地元まちづくり団体の(一社)三國會所などが中心となり、三國湊の「町家・街並・歴史文化遺産の保全と継承」「町中の賑わいづくり」を目的とし、平成25年度よりスタートしました。
具体的な取り組みとして、利活用可能な空き家の入居者(お店、工房、オフィスなどで利用してくれる方)を随時公募しています。
空き家は当プロジェクトが建物の風情を生かして改修し、テナントとして貸出します。
私たちは入居者と共に楽しみながら、この活動や三国湊を世界に向けて発信し、魅力あふれる地域づくりに取り組んでいきたいと考えています。
三國湊には歴史的な建物がいっぱい
私たちが取り組んでいる物件
入居者公募物件1和泉金物店の蔵
Before
現在のメインストリート「きたまえ通り」と、かつての中心商店街「上ハ町(うわまち)通り」をつなぐ細い路地に面した土蔵「和泉金物店の蔵」。状態もよく、コンパクトな2階建てのつくりとなっています。開口部は最小限。小さな天窓、2階正面の小さな窓、重厚感ある入り口。路地という立地とレトロな雰囲気が漂う隠れ家的なお店づくりに適した物件です。
After
アメリカ、国内から仕入れた小型家具、雑貨のお店が入ることに決まりました。主な商品としては、1950年代から80年代の小型家具(キャビネット、サイドテーブル、イスなど)の他、ランプやスタンド、マグカップなどを扱います。
入居者公募物件2広小路の蔵
Before
三國湊地区の中心地の1つ、地元住民が広小路と呼ぶ一角に位置する、「広小路の蔵」。広小路には、県内最古のコンクリート建造物の旧森田銀行、大きなタブの木、旧大木道具店、ジェラートカルナとカフェタブノキがあります。そしてその先には九頭竜川が望める、風通しのよい三國湊地区一番の立地条件だと思います。
また、「広小路の蔵」も、この広小路の景観の魅力を彩る重要な建物であり、是非残して活用していきたいと、公募物件の1つとしました。笏谷石の基礎と板張りの壁が美しく、できる限りこの雰囲気を味わえるよう外装補修は最低限に、内装も蔵の魅力をそのまま活かすような改修工事を行いました。トイレは新設、蔵前は厨房を意識したつくりにしています。
After
お洒落なフレンチデリのお店"HALF MOON BAY"が、今年度オープンの予定。お総菜の販売の他、イートイン、ケータリングなどにもご利用いただけます。
入居者公募物件3米庄
Before
江戸時代後期に建てられていたであろう、元麹屋さんだった立派なかぐら建ての町家。家の中は、昔の町家スタイルがそのままに残されています。細長く続く土間の廊下、そして奥には2階建ての座敷蔵が。蔵が素敵なのはもちろんのこと、そこからのぞめる借景には、西光寺さんの笏谷石でできた石垣や生い茂った木々。このままで、長く丁寧に残していきたい、三国が凝縮された町家です。
After
この冬に、盆栽(みくに園)のショップ、ワークショップ、工房としてOPENいたします。
入居者公募物件4詰所三國「行雲」「流水」(旧田中薬局)
Before
明治期に建てられた蔵のある薬局の建物。三国独特の「かぐら建て」の造りで、広い調合室などもあったため、入口が横に長い。建物奥の古い蔵からは、箪笥や屏風、かつての看板類がいっぱい。
After
全国で古民家再生を手がける東洋文化研究者アレックス・カー氏プロデュースのゲストハウスです。築百数十年の旧薬局が、町家の趣はそのままに、現代的な快適性を備えた宿に生まれ変わりました。洗練されたインテリアに、居心地のよいプライベート空間。日常から離れて、自由に、思い思いのスタイルで過ごしていただけます。
5下新公園+三國湊座奥倉庫
三國湊座奥倉庫
三國バーガーが人気のカフェ、三國湊座の奥の空き倉庫。元は木材屋さんの倉庫として活用されていました。このスペースを改修して、手作りの街中ミニ資料館として活用します。
テーマは「海運と文学」。1階は北前船で栄えた三国湊の海運にちなんだ展示を、2階は近代文学のサロンとも言われた三国湊に縁のある文学と文学者達を紹介する展示をおこないます。また、竹下景子さんにご出演頂いたガイダンス映像をご覧いただける唯一の資料館となります。
下新公園
かつては川まで続く町家が建っていた細長い公園敷地。まち中の交流拠点と、町並みの保全を目的に、東京大学・福井大学の学生達に基本プランを考えてもらいました。
入居者公募物件6旧大木道具店
Before
三国湊として栄えた町並みの通り沿いの中心部に位置しています。主屋は地元の呉服屋が建てたものですが、その後何度か所有者が変わり、戦後、現所有者の父が購入し、古美術店兼住宅として使われていました。ガラス窓の多い特異な外観は、三国のメイン通りの角地に立つことからビューポイントとして存在感をもっており、かぐら建てが連なる町並みの中で、斜め向かいの旧森田銀行本店(国登録有形文化財)とあわせて、町並みの景観に大きな影響を与えている物件です。
坂井市では、三国湊の「中心地」に位置するシンボル的存在「旧大木道具店」を
外観の魅力を守りながら、風情に合った店舗に改修し、活用したいと考えています。
そこで…
コンセプトに「共感」してくれる方、
オーナーを募集させていただきます。
概要
事業概要
福井県坂井市三国町はかつて、「三国湊(みくにみなと)」と呼ばれ北前船で栄えた日本海側屈指の交易港でした。しかし、海運業の衰退とともに、近年では少子化、高齢化、空き家・廃屋の増加など、かつての町並み・伝統が失われつつあります。
それでも三国湊には、伝統的な「かぐら建て」の町家や細い路地、坂道、クランクなど、昔ながらの町の形状や北陸三大祭の一つである「三国祭」、また、三国に集った文学者たちの痕跡など、多くの魅力が溢れています。
このような中、坂井市では、三国湊の中心地に位置する近代和風建築の「旧大木道具店」について、外観の魅力を守りながら、風情に合った店舗に改修し、活用することを計画しています。
坂井市三国町旧市街地について
日本海へとそそぐ九頭竜川の河口に細長く横たわる「三国湊」(福井県坂井市三国町旧市街地)は、室町時代には「三津七湊(さんしんしちそう)」の一つとして、また江戸時代から明治時代にかけては北前船の寄港地として栄えてきました。
福井県内最古の洋風コンクリート建築「旧森田銀行」や「かぐら建て」と言われる独特の町家「旧岸名家」などの歴史的建造物、数多くある神社仏閣、笏谷石(しゃくだにいし)がふんだんに使われた塀や敷石、曲がりくねった小道や坂道が、町の形成の歴史を物語っています。また、井原西鶴に「北国にまれな色里」と言わしめた花街、芝居小屋や宿屋が賑わいをみせ、商人・職人文化が花開いたかつての面影を、今も感じることができます。北陸三大祭の一つ、春の「三国祭」や、初秋の新しい祭「三國湊帯のまち流し」など、祭を大切にする風土が今も根付いています。
このような湊町の風情は、多くの文芸人も惹きつけてきました。近松門左衛門の歌舞伎の最高傑作「けいせい仏が原」の舞台はこの地です。三国湊の遊女で越前を代表する女流俳人・哥川(かせん)、昭和を代表する詩人・三好達治、作家・高見順。近年ではジャンクアートの巨匠・小野忠弘など、現在も三国町出身の文芸人が日本や世界で活躍しています。
また、三国町は旧市街地である三国湊の他、東尋坊・雄島や越前ガニといった日本海の自然や食の恵みを有する海岸部、砂地栽培のラッキョウ、果物をはじめとする畑作農業の盛んな丘陵地から成り立っています。
福井県坂井市へのアクセス
JR利用の場合
- 東京から
- …
- 新幹線で米原乗り換え、特急で芦原温泉駅下車 約3時間50分
北陸新幹線利用、金沢経由、芦原温泉駅下車 約3時間20分
- 名古屋から
- …
- 特急で芦原温泉駅下車 約2時間15分
- 大阪から
- …
- 特急で芦原温泉駅下車 約2時間15分
飛行機利用の場合
- 新千歳空港から
- …
- 小松空港で連絡バス乗り換え、
JR小松駅から普通電車でJR芦原温泉駅下車 約3時間
- 仙台空港から
- …
-
小松空港で連絡バス乗り換え、
JR小松駅から普通電車でJR芦原温泉駅下車 約2時間
- 羽田空港から
- …
- 小松空港で連絡バス乗り換え、
JR小松駅から普通電車でJR芦原温泉駅下車 約2時間
- 福岡空港から
- …
- 小松空港で連絡バス乗り換え、
JR小松駅から普通電車でJR芦原温泉駅下車 約2時間20分
自動車利用の場合
- 東京から
- …
- 東名、名神高速、米原JCTで北陸自動車道、丸岡IC下車 約7時間
- 名古屋から
- …
- 名神高速、米原JCTで北陸自動車道、丸岡IC下車 約2時間30分
- 大阪から
- …
- 名神高速、米原JCTで北陸自動車道、丸岡IC下車 約2時間45分
旧大木道具店について
旧大木道具店(おおきどうぐてん)は三国湊として栄えた町並みの通り沿いの中心部に位置しています。主屋は地元の呉服屋が建てたものですが、その後何度か所有者が変わり、戦後、現所有者の父が購入し、古美術店兼住宅として使われていました。
主屋の1階はガラス窓で開口を大きく開けた店を構えており、玄関脇には腰を笏谷石としたショーウインドーを備えています。奥の座敷は中庭に面しており、座敷や隣接する部屋には扇や松をかたどった欄間がみられます。
また、店奥の階段を上がると、通りに面する洋室があり、3面にわたって上げ下げ窓が並び、天井高を高くとり開放的な空間を構成しています。奥の座敷は数寄屋風に拵える一方で、通りに面した2階の部屋には洋室を設けるなど近代的な特徴が伺えます。
ガラス窓の多い特異な外観は、三国のメイン通りの角地に立つことからビューポイントとして存在感をもっており、かぐら建てが連なる町並みの中で、斜め向かいの旧森田銀行本店(国登録有形文化財)とあわせて、町並みの景観に大きな影響を与えている物件です。
- 物件名
旧大木道具店 - 所在地
福井県坂井市三国町北本町4丁目 5-31- 駐車場
- :
- 近隣に無料駐車場有
- アクセス
- :
- えちぜん鉄道三国駅から徒歩約7分
- アクセス
- :
- [用途地域] 商業地域[容積率] 400%[建蔽率] 80%[防火地域指定] なし
[道路] 北側道路(三国15号線)幅員6m ※カラー舗装道路
西側道路(三国41号線)幅員2~2.5m
[設備] プロパンガス・北陸電力
- 土地・建物の概要
土地:宅地368.26㎡(建物部分)、宅地93.55㎡(タブの木部分)
主屋:建築年度:大正期、 土蔵 建築年度:明治期 - 物件使用料
月3万円程度(見込み)の地代を坂井市へ払っていただくことになります。
旧大木道具店周辺状況
ゲストハウス「詰所三國 行雲・流水」 (つめしょみくに こううん・りゅうすい) について
現在全国的に古民家を再生し、宿泊施設として提供している東洋文化研究者アレックス・カー氏監修の2組限定のゲストハウスです。
旅館やホテルとは違う、日常から離れてちょっと贅沢に自分らしくゆったり泊まれる、自由度が高い一棟貸の宿です。食事はケータリングを手配できる他、自炊も可能ですが、主として三国の町中に食事に出ていただきます。
飲食店を開業する場合はゲストハウスと連携し、新たな顧客開拓の可能性も考えられます。
活用のコンセプト
-
三国湊の“まち”に新しい刺激と魅力になる店舗運営への熱意
三国湊の“まち”の魅力になるよう、新しい工夫・業態の創出・チャレンジ精神があり、かつ経営に意欲があること。
-
町並み保存への意欲
三国湊の伝統的な町家を保存・活用することによって、町並み保存へ繋げる意欲があること。
-
賑わいづくり・話題づくりへの挑戦
情報交換・情報発信の場となるような要素をもつこと。
また、まちの情報発信や坂井市やまちづくりに係る団体と連携する意欲があること。 -
三国地区のコミュニティづくりへの貢献
運営については、近隣住民や地域の他の施設と協力して面としての魅力を発揮することに理解を深めること。また、地域行事等に積極的に参画すること。
活用における留意事項
- 活用のコンセプトを踏まえ、歴史的建造物の価値・魅力を引き出すこと。また、敷地にあるタブの木は町並み景観上重要であるため伐採しないこと。
- 三国町の賑わいづくり、話題づくり貢献できる業種(飲食・物販等)とすること。
- 長期(5年以上)にわたり活用すること。
- まちづくりや地元自治会等の地域活動に寄与又は参加すること。
- 近隣住民、市民が利用できるとともに、広域からの集客力を兼ね備えた活用をすること。
- 大量生産・大量消費型のショッピングセンターや標準化されたロードサイド型店舗ではない、居心地のよい空間、顔が見えるサービス、オリジナルで安全・安心なモノの提供を行う場とすること。
活用提案者に関する制限
活用提案者は個人、団体又は企業は問いませんが、次に掲げる者は活用提案者及びその構成員(以下、活用提案者等)となることはできません。
- 地方自治法施行令(昭和22 年政令第16 号)第167 条の4 の規定に該当する者
- 申請時において、市から入札の参加者資格を取り消されている者
- 応募受付期間において、会社更生法に基づく更正手続開始の申立て又は民事再生法に基づく民事再生手続開始の申立てがなされている者
- 活用提案者等に破産者又は禁固以上の刑に処せられている者がいる者
- 法人税、消費税及び地方消費税のほか義務付けられている税を滞納している者
- 応募締切日以前6ヶ月以内に、取引銀行において不渡手形及び不渡小切手を出した者
- 暴力団等と繋がりがある若しくは社会的不祥事に関わるなど、当事業の実施者としてふさわしくないと認められる者
活用提案者の形態は、合名会社、合資会社、JV(個人事業者同士のJVも可)等も問いませんが、金融機関からの融資を受けることができる形態であることとします。
活用に関する制限
次の用途に係る活用はできません。
- 近隣に影響を与えるような異臭・煙及び騒音・振動を発生する用途
- 危険物の取扱い・貯蔵・処理をする用途
- 消費者金融ならびに宗教活動・政治活動等を行う用途
- 事務所のみの活用または住居等、広く市民が利用できない用途
- その他、市長が適さないと判断した用途
活用に係る整備方針
この建物の価値を活かすため、外観に係る整備は往時に近い姿(減築を含む)に留め、活用者が外観を大幅に変更する工事はできません。内部に係る整備も極力建物の意匠を活かしたものとしますが、整備の内容については活用者の意見及び活用内容を考慮します。
活用者の費用負担
来年度、物件を活用するための設計費用・工事監理に係る費用、また外観にかかる補修工事については、坂井市が一部支援することを予定しておりますが、その他の改修工事・設備整備・その他維持経費等は活用者の費用負担となります。
活用者への支援
選定された物件活用者には、
賞金として平成27年度に200万円進呈します。賞金は、活用事業の準備に向けた資金とします。
平成28年度中の地代は免除します。
改修工事費用については、総務省の「地域経済循環創造事業交付金」等の補助事業の活用を支援させていただきます。
事業スケジュール
- 1.応募受付期間
- 平成27年12月21日(月)~平成28年2月19日(金)午後5時
上記期間内に、応募書類を坂井市総務部企画情報課まで、郵送必着又は持参により提出してください。
- 2.見学会
- 平成28年1月12日(火)~平成28年2月5日(金)
上記期間内は電話、メールにて事前連絡の上、物件内部を見学できます。
- 3.一次書類選考結果通知
- 平成28年2 月下旬を予定
書類による審査を行います。選考結果は、活用提案者にお知らせします。
- 4.二次審査
- 平成28年3月上旬を予定
一次書類選考を通過した活用提案者によるプレゼンテーション及びヒアリングを坂井市に於いて行います。
- 5.結果通知
- 平成28年3月中旬を予定
二次審査の合否結果を郵送にて通知します。活用候補者として、坂井市と事前協議を行います。
- 6.活用者として坂井市と協定書等締結
- 平成28年3月下旬を予定
坂井市と活用者としての協定書等を締結します。
- 7.活用準備開始
- 平成28年4月~を予定
平成28年度中に活用を開始していただきます。
選考方法・公募について
活用者の選考方法
提出のあった活用提案を、坂井市が設置する「旧大木道具店リノベーション事業 活用者選考委員会」(以下、選考委員会という)に於いて一次選考(書類審査)、二次選考(プレゼンテーション及びヒアリング)を実施し、総合的に審査を行い、物件活用候補者1者を選考します。
二次選考は、一次書類選考通過者(5者まで)に実施します。二次選考に参加した活用提案者に対しては、10万円/者の報酬を支払います。
応募について
- 応募書類について
- 活用提案者エントリーシート(様式1)10部※下記応募フォームに入力の場合は不要
- 提案に関する資料等 (任意様式)10部※エントリーシート以外にある場合
- 決算書の写し(直近3ヶ年分)10部
個人営業の方は確定申告書及び収支決算書の写し(直近3ヶ年分)
新規創業の場合は活用提案者の所得証明書(直近3ヶ年分)各1部提出された書類は返却しません。
応募締切
平成28年2月19日(金)午後5時必着
応募書類受領後、市から受付確認の通知をメール又は文書で行います。通知がない場合は、メール又は電話でご連絡ください。
提出方法
郵送又は持参
問い合わせ、応募書類の提出先
〒919-0592 福井県坂井市坂井町下新庄1-1
坂井市総務部企画情報課 (坂井市本庁舎2階)
TEL:0776-50-3013(平日午前9:00〜午後5時)
E-Mail:kikaku@city.fukui-sakai.lg.jp平日午後5時以降、土日祝日また平成27年12月29日~平成28年1月3日の期間は、問い合わせ等対応できませんのでご了承下さい。
私たちと一緒に夢を形にしませんか?
ところで福井県坂井市ってどんなトコ?
坂井市概要
坂井市は福井県の北部に位置し、平成18年3月20日に坂井郡の三国町・丸岡町・春江町・坂井町、4町が合併して誕生しました。
市の南部を九頭竜川が、東部の森林地域を源流とする竹田川が北部を流れ、西部で合流し日本海に注ぎ込んでいます。中部には福井県随一の穀倉地帯である広大な坂井平野が広がり、西部には砂丘地および丘陵地が広がっています。
土地利用を地目別にみると、田畑が約36パーセント、山林が約31パーセントを占めており、豊かな自然環境に包まれています。
道路網は、東部に北陸自動車道・丸岡インターチェンジや国道364号、西部に国道305号、中部に国道8号、主要地方道福井金津線(嶺北縦貫線)および主要地方道福井加賀線(芦原街道)が走るなど、主要な基幹道路が南北方向を中心に発達しています。また、鉄道網も市の中央を南北に走り、JR北陸線が2駅、えちぜん鉄道三国芦原線が9駅設置されています。
自然
三国サンセットビーチ
三国港の北西部に広がる遠浅の海水浴場。沖ではヨット・サーフィン・ウインドサーフィンなどが行われ、毎年8月11日に行われる三国花火大会ではメイン会場になります。
竹田しだれ桜
4月の中旬から見頃を迎えるしだれ桜。竹田地区は100本以上のしだれ桜が咲き誇り、大勢の花見客で賑わいます。また、しだれ桜まつりも開催され、期間中は桜がライトアップされ、幻想的な夜桜が楽しめます。
観光地
東尋坊
断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる国指定名勝東尋坊。約1キロメートルにわたり豪快な岩壁が広がっています。
このような輝石安山岩の柱状節理が広範囲にあるのは、世界に3ヵ所ともいわれ、地質学的にも大変貴重な場所です。
初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です。
丸岡城
丸岡城は、現存天守閣では最古の建築様式を持つ平山城(国指定重要文化財)で、霞ケ城の別名のとおり春の満開の桜の中に浮かぶ姿は幻想的でひときわ美しいものとなっています。 戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。標高約17mの独立丘陵上に立地する平山城で、現存する天守閣としては最古級のものになります。
天守閣は本丸の南西部に位置し、高さが約6.2mの野面積みされた石垣の天主台のうえに、そびえたちます。二重三階望楼型独立式という形式で、通し柱はなく、1階が2・3階を支える構造となっています。また、屋根瓦は全国的にも珍しい石製の瓦(笏谷石)が使用されています。
フォトギャラリー
料理に使える食材も一級品
越前がに
毎年皇室へ献上される事でも有名な三国町の「越前がに」は、身は殻の中にギュッと詰まっていて、甘く繊維が締まっており、数に限りがあるため特に珍重されています。
せいこがに
越前ガニのオスに対し、メスは「せいこがに」と呼ばれ、体はこぶりでも幾重にも広がる深い味わいは至極の美味で、一度食べたら忘れられないものとなります。
水がに
脱皮して間もない甲羅の柔らかいズワイガニは、地元では「水がに」と呼ばれ、殻から身が「ズボッ!」と抜けることから「ズボガニ」とも呼ばれています。
甘エビ
甘エビは、越前がにと並んで人気の高い日本海の珍味。三国漁港にも透き通るような紅色をした、たくさんの新鮮な甘エビが並んでいます。
ガサ海老
甘エビに比べ、かなり力強い味わいとなり、濃厚で口の中にまとわり付くような重厚なコクと甘さがあり、どんな料理法にも合う優れた海の幸となっています。
アワビ
アワビは貝類の中でも最も美味といわれますが、三国のアワビは、毎年稚貝を放流し、日本海で7、8年育てた後、程よい大きさのものを海女さんが一つ一つ丁寧に採集しています。
サザエ
三国の海はごつごつとした岩場に囲まれ、サザエ漁も盛んです。日本海の冷たい海で育ったサザエは、身は肉厚で甘味があり、しっかりとした歯ごたえがあります。
塩うに
三国は「うに」の名産地で、海水が満ちる岩場で育ったバフンウニは粘度の高いとろりとした卵巣をもち濃厚な香りを放ちます。そのバフンウニから加工した塩うには大変な人気があります。
もみわかめ
三国の特産品となっている「もみわかめ」は、ほろほろと軽く、粉にしてビンに詰められ、家庭用のほか贈答品として広く出回っています。
花らっきょ
三国の三里浜砂丘地で収穫される「らっきょう」は、3年間の生育の末掘り取られるため、小粒で身が締まり、歯ごたえのある美味しい「花らっきょ」として加工されます。
ミディトマト
大玉トマトと比べ、3~4度高い糖度をもつフルーツトマトです。
スイカ
三国町はスイカの産地で、坂井北部丘陵地のハウス栽培のすいかや三里浜砂丘地の露地栽培のすいかがあり、特に、砂丘地一帯で栽培される西瓜は糖度が高く、食味も最高です。
メロン
主な品種はアールスメロンで、水はけの良い三国の土壌で育ったメロンは、甘くてジューシーな味わいです。
コシヒカリ
坂井市出身の石墨慶一郎が生みの親となる福井生まれのコシヒカリは、全国で最もたくさん栽培され、美味しいお米の代名詞になっています。
おろしそば
坂井市は県内1・2を誇るそばの産地で、特に丸岡産のそば粉で作ったおろしそばは香り高く、風味が強い飽きない仕上がりとなっています。
若狭牛
きめが細やかで柔らかく、「脂肪交雑」は密な霜降り、風味に富んだ高級牛です。
竹田の油揚げ
福井県は油あげ消費量日本一。坂井市産の油あげはその中でも代々受け継がれてきた熟練の技で不動の人気を誇ります。
酒まんじゅう
皮の甘酸っぱく香ばしい酒の風味と、まろやかな餡が調和した、香り高い郷土銘菓です。
水ようかん
夏の涼を求めて水ようかんを食するのが一般的ですが、福井では冬が旬となり、三国でも和菓子店やスーパーに水ようかんが並ぶと、そろそろ冬仕度の始まりです。
私たちと一緒に夢を形にしませんか?
個人情報の取り扱いについて
当事業への応募に際し提出いただいた個人情報は、坂井市個人情報保護条例に基づき、リノベーション事業の運営と活用者選定の実施のためのみに利用いたします。法令に定めのある場合やご本人が同意している場合を除き、目的外利用することや第三者に提供することはありません。