You are here: Home - 三国節資料 - 三国節の歌詞

三国節の歌詞

Posted by on 10月 15th, 2010 with 三国節の歌詞 はコメントを受け付けていません。

三国節の歌詞は現在110歌詞が残されています。一挙にご紹介!

No.

三国節

注釈

1

やしゃでやのしゃで やのしゃでやしゃで
やしゃでやのしゃで こちゃしらぬ

やしやでやのしやで やのしやでやしやで
やしやでやのしやで こちや知らん

みくに節を「やのしゃ」とも言う。冒頭の句から出ている。
唄の合いの手で意味が無いと言われる。
一説に「やしや=やしゃご=玄孫」「やのしゃ=玄孫の子」の意で子孫繁栄の歌という。
みくに節を唄う際には必ずこの句をもって最後のしめくくりとする風習がある。

2

佐渡で十九日 酒田で十日
思う三国で ただ一夜

なんぼや節(佐渡に三十日、新潟に二十日、思た港にただ一夜)
志摩の浜島(鳥羽に三十日、安乗に二十日、おもう港にただ一夜)

3

厚司なわ帯 腰には矢立
問屋通いの ほどのよさ

厚司縄帯 腰には矢立
問屋通ひの 程のよさ

(仕立て縄帯・・・・)或は(・・・矢立を腰に・・・・)
なんぼや節に同じ歌あり

4

わしの殿御は 松前通い
積んだ荷物は 米と酒

 

5

かわい殿ごの 矢帆まく姿
枕屏風の 絵にしたい

或は(愛し殿さん  矢帆まく姿)
矢帆=弥帆  舳に張る小帆

6

沖に白帆が 百九十九はい
わしの殿ごも あの中に

沖に白帆が  百九十九はい
わしの殿御も  あの中に

なんぼや節に同じ歌あり
千葉県の木更津甚句に同じ歌がある。

7

沖のいさり火 浪間に消えて
消えて浪間に あらわれて

沖のいさり火 浪間に消へて
消へて浪間に あらはれて

沖のいさり火 浪間に消へて
消へて浪間に あらはれた

 

8

沖が荒れるか 中洲をさして
鳴いて渚の 鴎どり

沖が荒れるか 中洲をさして
啼いて渚の 鴎とり

 

9

玉屋蔵から 沖合見れば
かくし帆待ちの 船見ゆる

玉屋蔵から 沖合見れば
かくしほまちの 船見ゆる

 

10

出船入り船 風見るとこは
雨が降っても 日和山

出船入船 風見るとこは
雨が降つても 日和山

能登福浦港その他各地に日和山がある。

11

銚子口へと 白帆がかえる
磯で妻子が 手でまね

銚子口へと 白帆がかへる
磯で妻子が 手でまねく

銚子口=河口

12

袖もしぼるな 涙も出すな
月に六載 くる船を

袖もしぼるな 涙も出すな
月に六載 來る船を

六載=六斎 ここでは六回の意

13

沖の暗いのに 白帆が見える
恋し主さん 矢帆のかげ

上の句、類例多し
舟はまともに、帆はまん中に、いとし殿さんが矢帆のかげ(三国名勝記)

14

鷹巣くもれば 間もなく雨よ
急げ港へ 沖の船

鷹巣曇れば 間もなく雨よ
急げ港へ 沖の船

高巣曇れば 間もなく雨よ
急げ港へ 沖の船

 

15

船の船頭さんに 惚れたが因果
凪いで渚の 泣きわかれ

 

16

沖にたしかに 白帆が見ゆる
あれはうれしや 丸に一

 

17

松になりたや 雄島の松に
上り下りの 船をまつ

喜三崎甚句(・・・三崎の松に・・・)
なんぼや節(・・・帆を見たや)

18

新保砂浜 米ならよかろ
いとし船子に ただ積ましよ

新保砂濱 米ならよかろ
いとし船子に 只積ましよ

酒田節  酒田こやの砂米ならよかろ 西のべざい衆にただ積ましよ
同青森十三湊。新潟地方にあり。

19

沖を走せ走せ 広野を見れば
娘かわいや 柴を刈る

沖を走せ走せ ひろ野を見れば
娘可愛や 柴を刈る

なんぼや節、同じ歌あり。
広野=東尋坊に下広野の地あり。
広い百町野(ひろの)に葦なら三本思いきるよし、きらぬよし。(三国名勝記)

20

波止場灯台 入り船出船
恋の案内に なりやせぬ

波止場燈臺 入船出船
戀の案内に なりやせぬ

波止場燈臺 入船出船
戀の案内に なりはせぬ

案内(あない)

21

わたしゃ波止場の 役人ならば
今朝の出船を 手でとめる

私しや波止場の 役人ならば
今朝の出船を 手でとめる

私しや波止塲の 役人ならば
今朝の出船を 手でとめる

或は(・・・どれが姉やら・・・)
丹生郡清水町田植歌(姉と妹と、田の草とれば、どれが花やら蝶々やら)
丹生郡蒲生の函館踊。織田町盆踊。その他各地にあり。

22

波止の灯台 出船をてらす
恋の入り船 まだ見えぬ

 

23

三国港を 出てゆく船は
支那や朝鮮 ロシヤまでも

 

24

姉と妹に 紫着せて
どちら姉やら 妹やら

姉と妹に むらさき着せて
どちら姉やら 妹やら

 

25

お前ひとりか 連れ衆はないか
連れ衆あとから かごで来る

お前ひとりか 連れ衆はないか
連れ衆あとから 籠で來る

丹生郡吉川村盆踊唄に同じ歌あり。

26

主にもろうた 八尾の雪駄
七夜切れても まだ一夜

主にもろうた 八ツ尾の雪駄
七夜切れても まだ一夜

 

27

姉にささせたら 妹にもささせ
同じ蛇の目の からかさを

姉にささせたら 妹にもささせ
同じ蛇の目の傘を

丹生郡草取歌(姉がさいたら妹もささしよ・・・)

28

江戸の吉原 三国の小女郎
初にむかえて 出来た遊廓

江戸の吉原 三國の小女郎
初にむかへて 出來た遊廓

遊廓(さと)

29

三国出村の 女郎衆の髪は
船頭さんには いかり綱

三國出村の 女郎衆の髪は
船頭さんには いかり綱

 

30

小女郎一人に 新兵衛さんが二人
どうせ一人は 波の上

小女郎一人に 新兵衛さんが二人
どうせ一人は 浪の上

或は(新兵衛二人に小女郎は一人・・・)
二人=玉屋新兵衛と出村新兵衛

31

義理と誠に 二人を立てりや
合いで小女郎の 身がたたぬ

義理と眞に 二人を立てりや
合ひで小女郎の 身が立たぬ

 

32

三国小女郎の その昔より
真情づくなら まけはせぬ

三國小女郎の その昔より
眞情づくなら まけはせぬ

 

33

お着せ申した 羽織りの襟を
かえすそれさへ 辛い朝

お着せ申した 羽織の襟を
かへすそれさへ 辛い朝

 

34

来いとおっしゃれば 妾やどこまでも
下は南部の はてまでも

來いとおしやれば 妾やどこまでも
下は南部の 果てまでも

來いと云ふなら 妾やどこまでも
下は南部の 果てまでも

 

35

逢わぬ恨みを 書いたはとがよ
逢えばやさしい 主じゃもの

逢わぬ恨を 書いたのはとがよ
逢へばやさしい 主じゃもの

 

36

お前ら来ならんか 三国の浜へ
女浪男浪が さしまねく

 

37

舟は出て行く 帆かけて走る
女郎衆浜へ出て 袖しぼる

船は出て行く 帆かけて走る
女郎衆濱へ出て 袖しぼる

 

38

娘いたかと 窓から覗けや
親父横座で 縄のうてる

 

39

歌は上ハ町 情は出村
わずかへだてて 地蔵坂

唄の上ハ町 情けの出村
わづか隔てて 地蔵坂

 

40

流れ流れて 浮名の末も
三国港や 九頭竜川

流れ流れて 浮名の末も
三國港や 九頭龍川

 

41

金が降る降る 三国の出村
船が出るたび はいるたび

金が降る降る 三國の出村
船が出るたび 入るたび

 

42

三国港ヘ 船のり入れな
積荷出村で からになる

三國港ヘ 船乗り入れな
積荷出村で 空になる

 

43

新保汐風 三国はあらし
出村吹く風 色の風

新保汐風 三國は嵐
出村吹く風 色の風

 

44

主が主なら 私もわたし
機嫌とる気は さらにない

主が主なら 私も私し
氣嫌とる氣は 更らにない

 

45

好いてはまれば 泥田の水も
飲んで甘露の 味がする

 

46

愛宕山から 飛んでくる烏
銭も持たずに 買お買おと

愛宕山から 飛んで來る烏
銭も持たずに かうかうと

 

47

立った浮名の そのはじまりは
宿の浜辺の 踊りから

立つた浮名の その初まりは
宿の濱邊の 踊りから

 

48

主を待つ間の あの東尋坊
心とどろく 浪の音

主を松間の あの東尋坊
心とどろく 浪の音

 

49

出村思案橋 もどろかいこか
何の思案橋 ゆくがよい

出村思案橋 戻ろか行こか
何の思案橋 行くがよい

 

50

往こうかもどろか 恋路の闇に
心迷うた 思案橋

 

51

行こうか岩崎 もどろか請地
ここが思案の 境橋

伊那節(行こうか二本松もどろかむらへここが思案の目がね橋)
相馬流山節(行けば原ノ町、かえれば小高ここが思案の二ツ池)

52

三国女郎衆は 親よりましや
雨の降らんのに カサくれた

 

53

三国女郎みて うちのかか見れば
山に住いなす 猿のよう

 

54

三国生れの 子飼いの女
お手に入れたは 主ひとり

三国生れの 子飼ひの女
お手に入れたら 主ひとり

 

55

三国通いを 知らない人は
世にも憐れな 金の番

三國通ひを 知らない人は
世にも憐れな 金の番

 

56

三国港を 抱えた沖の
雄島雌島の 夫婦島

みくに港を 抱かへた沖の
雄島亀島 めをと島

みくに港を 抱へた沖の
雄島亀島 めうと島

 

57

わしのすうちゃん 松前通い

紺の厚司の いきなこと

 

58

主にゃ捨てられ 後指さされ

泣いて落ちます 浦塩へ

 

59

いやと思えば 姿もかげも
歩く雪駄の 音も嫌

いやと思へば 姿も影も
歩く雪駄の 音もいや

 

60

三国お山王 お猿子祭山車を
見せたや 旅の衆に

三國お山王 お猿子祭り山車を
見せたや 旅の衆に

山車(やま)
61

三国祭は 申の日繰りて
山王祭と いうわいや

三國祭は 申の日繰りて
山王祭と 云うわいや

 

62

三国祭は めめんじゃこ祭

そうけ持ってこい すくてやる

 

63

神のお庭の 静かにくれて
雨の音きく 桜谷

榊のお庭の 靜かに暮れて
雨の音きく 櫻谷

 

64

酒は酒屋で 濃い茶は茶屋で
三国小女郎は 松ケ下

酒は酒屋で 濃い茶は茶屋で
三國小女郎は 松ケ下

酒は酒やで 濃い茶は茶屋で
三國小女郎は 松ケ下

類歌
酒は酒屋に  よい茶は茶屋に  女郎は都の島原に
酒は酒屋  茶は茶屋に  女郎は本辻の鳴川に

65

空の曇も あの青あらし
吹いてながして 日和山

空の曇も あの靑嵐吹いて
ながして 日和山

空の曇りも あの靑嵐
吹いてながして 日和山

青嵐=夏のやや強い風

66

冬の日足の いつしかくれて
雪はふる降る 興ケ岡

冬の日足の いつしか暮れて
雪はふるふる 興ケ岡

 

67

積る思いの いついつまでも
消えぬ白雪 経ケ岡

積る思ひの いついつまでも
消へぬ白雪 經ケ岡

 

68

或は(坂井港の・・・)

69

三国港の お性海寺様の
つばきみごとに 咲きみだれ

三國港の お性海寺の
椿見事に 咲きみだれ

或は(坂井港の・・・)

70

西も東も みな見に来たか
三国滝谷 糸ざくら

西も東も みな見に來たか
三國瀧谷 糸櫻

或は(西も東も南に北か・・・)
又は(・・・三国桜谷いと桜)
哥川の句に(西東みな見にきたか糸桜)

71

三国名所で 名高いものは
千本桜の 滝谷寺

三國名所で 名高いものは
ちもと櫻の 瀧谷寺

 

72

三国三国と 通う奴馬鹿よ
帯の幅ほど ある町を

或は(・・・通う人ご苦労、帯の幅ほどある町を)

73

三国三国と 通うのは粋じゃ
名さへ桜谷 ぼたん坂

三國三國と 通ふのは粋ぢや
名さへ櫻谷 牡丹坂

 

74

鷹巣山見よ 夕焼けこやけ
積る白雪 黄金いろ

鷹巣山見よ 夕やけ小やけ
積る白雪 黄金色

 

75

汐見夜桜 その花かげで
ちらと見初めた 主じゃもの

汐見夜櫻 その花かげで
ちらと見初めた 主ぢゃもの

 

76

島が桜か 桜が島か
三国向島 見にござれ

島が櫻か 櫻が島か
三國向島 見にござれ

 

77

三国名物 万寿に雲丹よ
下戸も上戸も にがしゃせぬ

三国名物 まんじゆに雲丹よ
下戸も上戸も にがしゃせぬ

 

78

街の真ん中を 戻りつ行きつ

五銭白銅が 落ちている

 

79

沖のど中に 絹機たてて
波に織らせて 岩に着しよ

なんぼや節、同じ歌あり
生保内節(どどと鳴る瀬に・・・)
夢や節(川の鳴る瀬に・・・)
その他、山陰から北九州海岸に同じ唄あり。

80

米の生る木で 草鞋をつくり
あるきや小判の あとがつく

 

81

差いた盃 中見てあがれ
中は鶴亀 五葉の松

 

82

さても見事や 安島の島は
根から生えたか 浮き島か

さても見ごとや 安島の島は
根から生へたか 浮しまか

さても見ごとな 安島の島は
根から生へたか 浮しまか

なんぼや節=同じ歌詞
安島(あんご)

83

根から生えもせぬ 浮島でない
昔古来から ある島よ

根から生へもせぬ 浮島でない
昔古來から ある島や

 

84

岩が屏風か 屏風が岩か
海女の口笛 東尋坊

なんぼや節=同じ歌詞

85

雄島亀島 夫婦の岩も
はなればなれに 苦労する

雄島亀島 夫婦の岩も
はなればなれに 苦勞する

なんぼや節=同じ歌詞
或は(・・・いつになったら逢えるやら)

86

雄島西の空 夕空やける
からす鳴きなき かえる空

雄島西の空 夕空やける
烏なきなき かへる空

雄島西の空 夕空やける
鴉なきなき かへる空

なんぼや節=同じ歌詞

87

三国よい所 雄島をうけて
鷹巣あらしが そよそよと

みくによい所 雄島をうけて
鷹巣嵐が そよそよと

みくによい所 雄島をうけて
鷹巣颪が そよそよと

よさこい節  土佐はよい国南をうけて  薩摩嵐がそよそよと
颪(おろし)

88

岩の東尋坊 女松の新保
波止場かかえた みぎひだり

岩の東尋坊 女松の新保
波止場かゝへた 右ひだり

岩の東尋坊 女松の新保
波濤場かゝへた 右ひだり

 

89

わたしや新保の 瀬にいた鴎
あとも濁さで たつわいな

わたしや新保の 瀬に居た鴎
跡も濁さで たつわいな

わたしや新保の 瀬に居た鴎
跡も濁さで 立つわいな

 

90

お前ら来ならんか 新保の山へ
雄松雌松の 枝折りに

お前ら來なはらんか 新保の山へ
雄松女松の 枝折りに

遠敷群盆踊(・・・私の山へつつじつばきの枝折りに)

91

お前ら見なんだか 新保の浜を
余の木ござらぬ 松ばかり

 

92

わしの心と 新保の松は
枯れて落ちるも 二人づれ

 

93

三国新保の 大川でさへ
かけりやかかるよ 長い橋

三國新保の 大川でさへ
かけりや掛かるよ 長い橋

 

94

主がくるかと お手てをかざし
長い新保の 橋をみる

主が來るかと お手ゝをかざし
ながい新保の 橋を見る

 

95

おばゝどこ行きやる 三升樽さげて
嫁の在所へ 孫だきに

おばゝどこへ行きやる 三升樽さげて
嫁の在所へ 孫抱きに

おばゝどこへ行きやる 三舛樽さげて
嫁の在所へ 孫抱きに

郡上節=同じ歌あり。その他多し。

96

袈裟を忘れた 新保の茶屋へ
酔いがさめれば 思い出す

一、二句違い類歌多し。

97

笠を忘れた 敦賀の茶屋へ
空が曇れば 思い出す

笠を忘れた 敦賀の茶屋へ
空が曇れば 思ひ出す

笠を忘れた 港の茶屋へ
空が曇れば 思ひ出す

 

98

誰がどう言うても 金津はざいご
三国や港で 船が立つ

 

99

梅がいやじゃし 桜もいやじゃ
桃と桃との 間がよい

 

100

浅い川なら 膝までまくる
深くなるほど 帯をとく

丹生郡米ノ浦、柴刈歌に同じ歌あり、殿と山行きや  たださせさせと  女郎は刀をさすものか
武昌湯主人(明治十九年生)開き書。

101

宵の横どり 夜中の茶臼
今朝の別れに 本間取り

 

102

姉のかわらけ 妹の毛武者
同じおそそに 裏おもて

 

103

虎は千里を 走ると言えど
腰巻一重が ままならぬ

 

104

盆のお月さんは まん丸こで
丸てまるてまんまるこで 角がない

盆のお月さんは まんまるこで
まるてまるてまんまるこで 角がない

盆のお月さんは まんまるこで
まるいまるてまんまるこで 角がない

郡上節(・・・・まろて角のうて添いよかろ)

105

盆の十六日 闇ならよかろ
お手を引き合うて 音頭とり

盆の十六日 闇ならよかろ
お手を引き合ふて 音頭とり

盆の十六日 闇ならよかろう
お手を引き合ふて 音頭取り

大野坂谷村(・・・・お手をひよてこれやぞろぞろと)

106

踊りたてたら こわいてはならぬ
あけの烏が 鳴くまでは

踊り立てたら こわいてはならぬ
明の烏が 啼くまでは

踊りたてたら こわいてはならぬ
明の烏が 啼くまでも

或は(・・・夜明け烏の鳴くまでは)

107

踊る人もなし 御見物ばかり
桶の底なし 側ばかり

或は(・・・桶にや底なし・・・)

108

唄はうたいたし 唄の数知らず
一ツ唄うては 七かえし

 

109

も早や踊りも やめたらよかろ
天の河原も 西ひがし

もはや踊りも 止めたらよかろ
天の河原も 西東

なんぼや節(こんな踊りは・・・)

110

鯉の滝のぼり なんと言うて登る
山を滝にしよと 言うてのぼる

 

111

伊勢の大神楽 京へのぼるやら
笛や太鼓の 音がする

 

112

西も東も 南に北か
私しや他門から 逢いに来た

 

113

いつも七月 盆ならよかろ
踊る某(人名)に 会うまいか

三国名勝記による

114

酒はのみたし 酒屋はねたし
起きてる酒やにゃ 借りがある

 

115

雨が降ってくる 洗だく物ぬれる
ねんね泣き出す ままこげる

武昌湯老主人(明治十九年生)聞き書。

116

盆に踊るなら しなよく踊れ
しなのよいのが 嫁入する

 

117

花がちるちる あの糸櫻
鐘は入相 瀧谷寺

 

118

三國三國と 通ふのは粋ぢや
哥川小女郎の 名が薫る

 

119

雄島亀島 みよとの岩も
何時になつたら はへるやら

 

120

ためを思へば かへさにやならぬ
明けのお鐘が うらめしい

 

参考書籍:みくにの民謡・民謡 三國節・民謡 三國節(昭和5年発行)

※なんぼや・・・雄島に伝わる民謡のひとつ。福井県の無形文化財にも指定されています。

Comments are closed.